暑熱順化とは

昨日、今日と2日連続で真夏にとなりましたが、
東京で5月中旬に2日連続で真夏日を記録したのは、観測史上初のことだそうです。
今からこんなに暑いんじゃ、真夏になったらどうなってしまうのでしょうか?


この時期はまだ暑熱順化ができていないため、熱中症になりやすいので、
屋外でも室内でも自分の体調に注意し、水分補給と適度な休憩をするようにしましょう!

暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。
暑い日が続くと体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります❗



人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。
体温が上がった時は、汗をかくこと(発汗)による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって、
体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。

この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされますが、
暑熱順化が進むと、発汗量や皮膚血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。

そのために、体を暑さに慣れさせる暑熱順化が重要なのです❗


実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。
日常生活の中で、運動や入浴をすることで汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう!

暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。
暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えましょう!

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