ラニーニャ現象とは
梅雨入りしたにも関わらず、あまり雨が降らずに暑い日が続いていますね。
気象庁は昨日25日に7月から9月にかけての3ヶ月予報を発表しましたが、
今年も全国的に7月から9月にかけて平年よりも気温が高い見通しだそうです。
昨年は日本の夏の平均気温が統計開始以来1位となり、
過去最も暑い夏となりましたが、今年も昨年に続き猛暑となりそうとのこと。
これから長い期間、暑さに苦しむ日々が続くと思うと、
憂鬱になってきますよねぇ (○´I`)(○-ェ-)ウンウン
地球温暖化の影響などにより、中緯度帯を中心に大気全体の温度がかなり高いことに加えて、
今後、ラニーニャ現象の発生の可能性が高くなっていて、
発生した際には猛暑となる可能性が一層高まるそうです。
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低くなり、
その状態が1年程度続く現象です。
太平洋赤道域あたりは貿易風と呼ばれる東風が吹いているため、
通常、暖かい海水は西側のインドネシア付近に吹き寄せられる一方、
東側の南米沖では、海の深い所から冷たい海水がわき上がっています。
この貿易風が強まると、西側の暖かい海水が厚く蓄積するとともに、
東側にわき上がる冷たい海水の勢いが強まり、
南米沖の海面水温が通常より低くなります。
これをラニーニャ現象と言います。
ラニーニャ現象が発生している時には、インドネシア方面には暖かい海水が集められ、
上昇気流が発生しやすくなっています。
これにより、西部太平洋の熱帯海域では積乱雲が発生しやすくなり、それに伴い雨も降りやすくなります。
日本付近では夏場は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなるため、気温が高くなる傾向が見られます。
逆に冬場には日本を含む北西太平洋では、西高東低の冬型の気圧配置が強まりやすくなります。
そのため、気温が低くなる確率が上がり、厳冬や大雪になる可能性が高まります。
ラニーニャ現象の逆がエルニーニョ現象で、貿易風が弱まると発生し、
太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沖にかけての海面水温が平年より高くなります。
ラニーニャとは、スペイン語で「女の子」を意味します。
「神の子」を意味するエルニーニョと反対の現象ということから、名付けられたと言われています。
ラニーニャ現象は日本に猛暑や厳冬をもたらすだけでなく、
南北アメリカに干ばつや、西アジアや北欧で降水量の減少を引き起こし、
小麦や大豆、米の収穫量が減少することで世界経済に悪影響を及ぼしてしまうそうです。
円安の影響で物価高が進む世の中で、
小麦や大豆の収穫量が減少して輸入価格のさらなる高騰になってしまったら、
ますます物価高が加速してしまう可能性が大きいので、それは本当に困ってしまいますよね。
ラニーニャ現象が発生しない平穏無事な夏になってくれることを願うばかりですね (人д`*)オネガイシマス
気象庁は昨日25日に7月から9月にかけての3ヶ月予報を発表しましたが、
今年も全国的に7月から9月にかけて平年よりも気温が高い見通しだそうです。
昨年は日本の夏の平均気温が統計開始以来1位となり、
過去最も暑い夏となりましたが、今年も昨年に続き猛暑となりそうとのこと。
これから長い期間、暑さに苦しむ日々が続くと思うと、
憂鬱になってきますよねぇ (○´I`)(○-ェ-)ウンウン
地球温暖化の影響などにより、中緯度帯を中心に大気全体の温度がかなり高いことに加えて、
今後、ラニーニャ現象の発生の可能性が高くなっていて、
発生した際には猛暑となる可能性が一層高まるそうです。
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低くなり、
その状態が1年程度続く現象です。
太平洋赤道域あたりは貿易風と呼ばれる東風が吹いているため、
通常、暖かい海水は西側のインドネシア付近に吹き寄せられる一方、
東側の南米沖では、海の深い所から冷たい海水がわき上がっています。
この貿易風が強まると、西側の暖かい海水が厚く蓄積するとともに、
東側にわき上がる冷たい海水の勢いが強まり、
南米沖の海面水温が通常より低くなります。
これをラニーニャ現象と言います。
ラニーニャ現象が発生している時には、インドネシア方面には暖かい海水が集められ、
上昇気流が発生しやすくなっています。
これにより、西部太平洋の熱帯海域では積乱雲が発生しやすくなり、それに伴い雨も降りやすくなります。
日本付近では夏場は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなるため、気温が高くなる傾向が見られます。
逆に冬場には日本を含む北西太平洋では、西高東低の冬型の気圧配置が強まりやすくなります。
そのため、気温が低くなる確率が上がり、厳冬や大雪になる可能性が高まります。
ラニーニャ現象の逆がエルニーニョ現象で、貿易風が弱まると発生し、
太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沖にかけての海面水温が平年より高くなります。
ラニーニャとは、スペイン語で「女の子」を意味します。
「神の子」を意味するエルニーニョと反対の現象ということから、名付けられたと言われています。
ラニーニャ現象は日本に猛暑や厳冬をもたらすだけでなく、
南北アメリカに干ばつや、西アジアや北欧で降水量の減少を引き起こし、
小麦や大豆、米の収穫量が減少することで世界経済に悪影響を及ぼしてしまうそうです。
円安の影響で物価高が進む世の中で、
小麦や大豆の収穫量が減少して輸入価格のさらなる高騰になってしまったら、
ますます物価高が加速してしまう可能性が大きいので、それは本当に困ってしまいますよね。
ラニーニャ現象が発生しない平穏無事な夏になってくれることを願うばかりですね (人д`*)オネガイシマス
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